玄宗(げんそう)
Xuanzong 685~762(在位712~756) 唐の第6代皇帝。名は李隆基。韋后(いこう)を殺して父の睿宗(えいそう)を復位させ,その譲りを受けて即位した。唐朝中興の主。治世の前半は開元の治と呼ばれ,後半の天宝年間に至るまで平和と繁栄が続いたが,裏面では均田制の崩壊が進行していた。晩年楊貴妃を愛し,宰相楊国忠(ようこくちゅう),節度使安禄山(あんろくざん)らを信じて安史の乱を引き起こし,唐朝衰退のきっかけをつくった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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