京漢鉄道(けいかんてつどう)
北京‐漢口間の鉄道。1889年湖広総督張之洞(ちょうしどう)の建議によって盧漢(ろかん)(盧溝橋‐漢口)鉄道の敷設が決定された。96年盛宣懐(せいせんかい)が督弁大臣に就任して建設に着手したが,資金不足のため失敗。97年フランス,ロシア資本によるベルギー・シンディケートからの借款契約が成立し,1900年に着工,05年に開通した。鉄道の管理経営権はシンディケートに属したが,09年借款の償還によって完全な国有鉄道となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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