中国で天子の宮城を守衛する近衛(このえ)の軍隊。唐初よりその呼称があり,それは天子の居所(禁裏(きんり),禁中)の衛兵であることによる。歴代の王朝は皇帝権力を維持強化するため,精鋭部隊を皇帝の周辺に配置し,特権的身分を持たせた。唐末五代より宋代にかけて,禁軍は中央直轄軍として増強され,精強な国軍となっていった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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