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キリスト教社会党(キリストきょうしゃかいとう)

Christlichsoziale Partei オーストリアのカトリック政党。都市の下層中産階級を基盤に1870~80年代に形成された反自由主義的・反ユダヤ主義的な諸運動が,ルエーガーのカトリック主義のもとに糾合され,90年前後の2~3年間に一つの政党に組織された。ルエーガーのウィーン市長就任(97年)以後,宮廷,カトリック保守派に接近し,農民の間にも勢力を広げた。1907~11年議会第1党。19年以後与党を続け,ザイペルの指導下に社会民主労働者党と鋭く対立した。34年ドルフースのもとで祖国戦線に移行,解消した。45年成立したオーストリア人民(国民)党はこの党の伝統を継承している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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