キリスト教社会主義(キリストきょうしゃかいしゅぎ)
Christlicher Sozialismus[ドイツ],christian socialism[英] キリスト教に立脚した社会改良の運動。産業革命による深刻な社会問題の発生と社会主義労働運動の台頭に対して,教会が社会問題にとりくむべきことを主張し,労働者の悲惨な生活の救済,手工業者,農民の保護を唱えた。反自由主義的で,階級闘争,革命に反対し,労資の協調を説く。19世紀中頃イギリス,ドイツに起こり,オーストリアでは反ユダヤ主義的一大政党に発展した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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