キリコ

Giorgio de Chirico 1888~1978 イタリアの画家。ギリシアに生まれ,ローマで没。ミュンヒェンで象徴主義絵画およびニーチェなどの哲学に傾倒したのち,パリに滞在しアポリネール,ピカソらの注目をあびる。1917年,神秘的な情景のうちに,不安や謎を秘めた世界を表出した「形而上学的絵画」を提唱。シュールレアリスムに大きな影響を与えたが,しだいに古典的技法へと回帰した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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