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教皇のバビロン捕囚(きょうこうのバビロンほしゅう)

古代ユダヤ民族がバビロニアに強制移住させられた故事にちなみ,教皇クレメンス5世から7代,69年間アヴィニョンに教皇庁が置かれた時代(1309~77年)をこの名で呼ぶ。捕囚の原因は,ボニファティウス8世とフランス王フィリップ4世の争いの後,教皇権がフランス王権より圧迫を受けたことにある。1377年グレゴリウス11世はローマに帰ったが,その後教会の大分裂が生じた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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