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教会法(きょうかいほう)

Canon カノン法ともいう。カトリックの教会会議の諸決定や大司教などの教令がまとめられたもの。3世紀から司教会議で神学,教会規範などの決定がなされていた。325年のニケア教会会議から信条の決定が重要となった。5世紀に集成が始まり,12世紀のグラニアヌスの法令集などが有名で,1582年グレゴリウス13世による大集成がなされた。近代のナポレオン法典の影響のもと,1917年に成立した「ローマ教会法典」が現行の教会法である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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