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宮宰(きゅうさい)

Majordomus メロヴィング朝時代の国王宮廷家産役人の長。この官職は西ローマ帝国に発し,フランク王国以外の部族国家でも知られている。メロヴィング国家を構成するネウストリア,アウストラシア,ブルグントの3分王国にそれぞれ置かれたが,アウストラシアの台頭により,代々この職にあったピピン一門が7世紀後半から副王的な存在として君臨した。この一族から出たカール・マルテルがカロリング朝の基礎をすえた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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