キープ

quipu 中央アンデスの古代住民が考案した表記用の縄。結節の数と位置によって数字を表すと同時に,色分けして対象の種類を示した。本来は家畜の数の記録に使われたらしいが,インカ時代には人口統計にも有効に利用された。キープは,文字使用を禁止された江戸時代の沖縄で考案された「藁算(わらざん)」に似ている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう