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亀甲船(きっこうせん)

朝鮮王朝時代の軍船。船上を亀甲のように厚板で覆った形にちなんで名づけられた。船への斬り込みを得意とした倭寇(わこう)に対処するために15世紀に考案され,李舜臣(りしゅんしん)が改良して,壬辰(じんしん)・丁酉(ていゆう)の倭乱(文禄・慶長の役)の際に用いられた。船上の厚板には刀などをうえつけて斬り込みを防ぐようになっており,豊臣軍を大いに苦しめた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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