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騎士道(きしどう)

chivalry[英],Rittertum[ドイツ],chevalerie[フランス] 西欧中世の騎士が持っていた特有の風習と倫理。日本の武士道と対比される。戦士としての騎士の性格から,まず忠誠と武勇が強調され,キリスト教的な神への奉仕,謙譲,弱者への保護が加わり,さらに貴婦人への献身的奉仕が強調された。現実には野蛮,不義,無慈悲な面を持っていたにせよ,その名誉,寛容,奉仕などの鼓吹は,西欧人の道徳生活の向上に貢献するところきわめて多かった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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