コンゴ共和国(コンゴきょうわこく)
中部アフリカの大西洋側に位置する。植民地期にはフランス領赤道アフリカを構成したが,1960年に独立した。首都ブラザヴィルは,コンゴ川を挟んでコンゴ民主共和国の首都キンシャサの対岸にあり,第二次世界大戦中はド・ゴール率いる自由フランス政府の拠点の一つであった。91年にそれまで標榜していたマルクス‐レーニン主義を放棄して民主化に踏み切ったが,政情が不安定化し,97年には社会主義時代に大統領を務めたサス・ンゲソが激しい内戦ののちに政権に復帰した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう