colonus 本来は「農業耕作者」を意味するラテン語。のちには借地農を意味し,ローマ帝国末期には農地に縛りつけられた小作人を意味した。この意味でのコロヌスは,奴隷や解放奴隷と異なる自由人ではあるが,農地からの移動や他の身分の者との通婚が禁じられた。他面,地主がコロヌスを農地から追うことも許されなかった点で,中世農奴の先駆とされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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