コルテス(エルナン)
1485~1547 南スペイン,メデリン生まれのメキシコ征服者。1511年キューバの征服に参加したが,ユカタン,メキシコの発見を聞いてその探検を企て,キューバ総督の反対を押し切って19年メキシコに上陸,21年8月アステカの首都テノチティトランを完全占領した。翌年10月メキシコ総督に任じられたが,35年ヌエバ・エスパニャ副王領の設定とともに権力から疎外され,セビリャ近郊で没した。彼が国王に宛てた征服の報告書簡は,文学史上で重要な作品となっている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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