コムニダデス反乱(コムニダデスはんらん)
Comunidades 1520年にスペインのカスティリャ王国諸都市で起こった反王権反乱。コムネロス反乱ともいう。国王カルロス1世は神聖ローマ皇帝選に勝利したが,多額の選挙費用の補填をカスティリャ諸都市に求めた。これに猛反発した諸都市は,「誓約団体(コムニダデス)」を結成し,国王代官や都市寡頭支配層を攻撃した。しかし反乱の農村部への拡大を恐れた大貴族が国王支持にまわり,反乱側の内紛もあって21年には鎮圧。この結果カスティリャ諸都市の政治力は弱体化した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう