Nicolaus Copernicus 1473~1543 ポーランドの天文学者で近世地動説の提唱者。1495~1505年イタリアに留学中,古代地動説に接し,以後その体系化に生涯を捧げ,1543年主著『天球回転論』を刊行した。彼は天動説の体系を倒立させて地動説の土台のうえに再建,惑星の相対距離を導き,惑星の逆行をみごとに説明できたが,数値的には天動説と変わらず,地動説を立証することはできなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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