コートジボワール
西アフリカ,ギニア湾に面する共和国。15世紀以降,ヨーロッパ諸国と交易,象牙が多く取引されたことから現国名(「象牙海岸」の意)がついた。19世紀末にフランス領植民地となる。1946年,のちに初代大統領になるウフェ・ボアニーがコートジボワール民主党を結成し,独立運動を推進,60年に独立を達成した。その後,資本主義路線での開発をめざし,コーヒー,カカオ栽培などで「奇跡」といわれるほどの発展をとげたが,その基盤を周辺諸国からの移民に頼っているため,政情は不安定である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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