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呉楚七国の乱(ごそしちこくのらん)

前漢の景帝のとき(前154年)の内乱。漢朝は郡国制にのっとり,一族の子孫を各地に封じて王侯としたが,諸王の勢力は強大で,景帝のとき王国は16国を数え,特に広大な領土を有する呉,楚,斉は中央に反抗的であった。その抑圧に苦心した漢朝は前154年諸王の領土を削った。これに対して呉王_(び)は楚,趙(ちょう),膠西(こうせい),膠東,菑川(しせん),済南の6王とともに兵を起こした。官軍は呉と楚の糧道を遮断し,反乱は3カ月で鎮定された。この結果,諸王侯の領土は細分され勢力は弱体化し,中央政府の統制力はより強化された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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