胡適(こせき)
Hu Shi 1891~1962 中国民国時代の文学理論家,哲学者,教育家。安徽(あんき)省続渓の人。アメリカに留学してデューイのプラグマティズムに傾倒する。帰国後,若くして北京大学教授となり,白話(はくわ)運動を提唱,文学革命を主導した。五・四運動後は反共の立場になった。1938年駐米大使となり,アメリカの対日外交を左右した。46年中国に戻るが,49年アメリカに亡命,58年以後台湾に居住して中央研究院院長在職中に病死した。中華人民共和国でも80年代以降再評価がなされつつある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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