コシュート
Lajos Kossuth 1802~94 ハンガリーの政治家。小貴族の出。1830年代から身分制議会で封建制の改革やハプスブルク帝国内でのハンガリーの自立性を主張して台頭。1848年の革命に際しては,帝国の立憲的変革を求め,ペシュトの民衆蜂起に呼応して,議会で急進的改革を主導。同年4月,ハンガリー内閣の初代蔵相となり,9月には反動化したオーストリアに対する国防委員会の議長となり,49年4月には独立を宣言したハンガリーの執政となった。同年8月,オーストリア軍に敗れて亡命,オスマン帝国,アメリカ,イギリスと渡って,61年にイタリアに移住。62年にはドナウ連邦構想を発表,アウスグライヒには反対した。トリノで客死。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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