前118年,前漢武帝のときに初めて発行された青銅貨幣。5銖は3.25gの重さ。前漢初期の貨幣は秦以来の半両(12銖,7.8g)と表示し,実質重量は8銖,4銖と定めた。武帝は実質重量を表記する三銖銭を発行しようとしたが,いったん半両銭にもどし,元狩5年(前118年)五銖銭に改めた。前漢だけでも280億枚発行され,唐の開元通宝まで中国王朝の基本貨幣となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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