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顧憲成(こけんせい)

Gu Xiancheng 1550~1612 明末の東林党の指導者。江蘇省無錫(むしゃく)県の人。万暦(ばんれき)帝が3皇子をともに王に封じ,皇太子を立てるのを延期しようとすると,猛烈に反対し中止させた。また内閣に対抗して六部(りくぶ)の権限を強化しようとしたものの,敗れて免職となり帰郷した。その後1604年に,郷里の無錫で宋代以来の東林書院を復興し,在野の同志らとともに講学に専念した。学問的には,朱子学の立場に立つが,実践意欲が旺盛で,政治問題を論じては中央政治を動かすほどの影響力を持った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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