utilitarianism 19世紀のイギリスにおいて深められた倫理・社会思想。苦痛を避けて快楽を求める人間の傾向をすべての価値の基準と考え,「最大多数の最大幸福」を標語にして,ベンサム,ミル(ジョン・ステュアート)らの論者が,個人の幸福と社会全体の福利を調和させようとした。折から発展しつつあった代議制民主主義と経済的自由主義の主張と結びついて,大きな影響力を持った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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