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皇帝教皇主義(こうていきょうこうしゅぎ)

Caesaropapism ビザンツ帝国では帝権が教権に優越し,皇帝即教皇であると,国家の教会に対する管理度を強調する説。しかしこの説は不正確で,例えばコンスタンティヌス1世,ユスティニアヌス1世,イコン破壊派の諸帝などのように,教会を管理しようとした皇帝もいたが,他方では国家と教会は併存する統一体で,両者は人類の善のために緊密に連携し,友好的調和を保つべきものとも考えられ,また教会が民衆に持つ影響力を行使して,政府の意図を阻止することもあった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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