中国における佃租(でんそ)をめぐる佃戸(でんこ)と地主の抗争と,奴僕(ぬぼく)の主人に対する抗争の併称。抗租の例は宋末頃からみられるが,15世紀中葉福建に起こった_茂七(とうもしち)の乱をはじめ,とりわけ明末清初に激しく展開された。奴変も清初の河南省の奴変など同じ頃に続発している。抗争は結局弾圧され多くは失敗に帰しているが,彼らの社会的地位を漸次向上させるに至った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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