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勾践(こうせん)

?~前465(在位前496~前465) 春秋末期の越(えつ)の王。荀子(じゅんし)は五覇の一人にあげる。会稽(かいけい)を都とした越は,北の呉と対立した。呉王闔閭(こうりょ)が勾践との戦いで傷ついて亡くなると,子の呉王夫差(ふさ)は越を報復のために攻めた。勾践は「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の故事で知られるように,夫差に囲まれたことを会稽の恥として復讐を果たすために国力を蓄え,20年後に呉を滅ぼして覇王となる。范蠡(はんれい)と大夫種(たいふしゅ)の賢人がその政治を支えた。『呉越春秋』『越絶書』『史記』越王世家などに詳しい。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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