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交鈔(こうしょう)

宋,金,元,明朝の紙幣の総称。宋では交抄,交引,交子(こうし),会子(かいし),銭引,金・元では交鈔,明では宝鈔(ほうしょう)と呼ぶ。宋代約束手形として発達した見銭(げんせん)交鈔が,紙幣同様の流通力を持ち,交子,会子に発展し,金ではまったく紙幣となった。元では主要通貨となり,中統元宝交鈔,至元通行宝鈔,至大銀鈔を発行したが,銀の準備不足で暴落し,明の大明宝鈔も不換紙幣となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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