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航海法(こうかいほう)

Navigation Act 1651年イングランド共和政政府によって制定された海運・貿易立法。60年に議会制定法として再制定された。イングランドと植民地間の海運をイングランド船のみに制限することを定めた。その直接のねらいは当時中継貿易によって覇権を握っていたオランダに挑戦することにあり,王政復古後も再確認されて,3度のオランダ‐イギリス戦争の原因となった。以後もイギリス重商主義政策の根幹をなす法として,その海外進出を支えたが,1849年自由貿易の高まりによって廃止された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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