中国人が初め北方の,のちに西方の異民族を呼んだ語。戦国時代には長城地帯の異民族を,漢代には匈奴(きょうど)をさしたが,南北朝時代以後は主に西トルキスタンのイラン系民族,特にソグド人を意味するに至った。ただし,漢(漢人)と対比させて胡(胡人)をいう場合には,広く非漢人をさす。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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