中国の文字解釈学。一般には経書の字句解釈を主とする漢・唐の儒学を,宋・明の理義の学に対して呼ぶ。これは後漢の馬融(ばゆう),鄭玄(ていげん)らの優れた文献学者によって開拓され,唐代の顔師古(がんしこ),孔穎達(こうえいたつ)らの注疏学(ちゅうそがく)によって大成された。清代には訓詁学は小学(文字,音韻学)とともに考証学の重要な一分野として発達した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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