Croix de Feu 「砲火の十字勲章受領者団」の意。フランスの権威主義的政治団体の名。1927年に,受勲した在郷軍人の小団体として発足したが,ド・ラ・ロック中佐の指導下に大衆団体へと転換し,34年2月のパリ暴動以後急激に発展して,最も有力なファシスト団体として注目を引いた。36年6月,ブルム政府に解散を命じられるとフランス社会党と改称したが,第二次世界大戦中に消滅した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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