マンモルト
mainmorte[フランス],Sterbfall[ドイツ] 死亡税ともいう。農奴が死亡したとき,その財産相続に西欧封建領主が加えた一定の制限。二つのタイプがある。フランスの大部分の地方では,相続人を農奴の直系卑属に限定,これを欠くとき農奴の財産はすべて領主に帰属した。これに対しドイツの大部分およびフランスの一部(フランデレン,ピカルディ地方)では,相続人を特定しない代わりに,相続動産の一部(最良の家畜,衣服など)を相続人から取得した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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