マンチェスター学派(マンチェスターがくは)
Manchester School 19世紀前半の産業革命期のイギリスで,マンチェスターの商工会議所を基盤にして,スミスらの古典学派経済学の主張をうけて自由放任主義にもとづく貿易政策を唱えた経済学者とその実現を図った人たち。コブデンとブライトが運動の中心人物で,議会外の組織を用いて,奴隷貿易,航海法,穀物法の廃止を実現させた。しかしその看板とする国際協調の平和主義,植民地拡大反対は現実には大きな力を持たなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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