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満洲文字(まんしゅうもじ)

モンゴル文字を基本として満洲語を表記するために創始された文字。縦書き。明末の女真(じょしん)族は満洲語を,同じアルタイ語のモンゴル文字を用いてモンゴル語に翻訳して文書化していた。1599年ヌルハチのときにモンゴル文字の字音のみを借りて表記するように改めた(無圏点字)。その後1632年2代太宗(ホンタイジ)のときに,達海(ダハイ)が点や円を添えて加圏点字を工夫した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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