Meroe 後期クシュ王国の首都。ナイル川のアトバラ川との合流点より上流のベガラウィーヤに遺跡が残る。ナパタを中心とする王朝の滅亡後,前3世紀にここを首都とする新王朝(メロエ王国)が成立。アフリカ奥地やインド洋とエジプトを結ぶ交易の中継地として繁栄。エジプトから学んだ製鉄技術を,奥地のアフリカ社会に伝えた。4世紀前半にアクスム王国に滅ぼされた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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