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メーメル

Memel 現クライペダ(Klaipeda)。メーメル河口の海港。13世紀以来ドイツ騎士団によってリトアニア地方の門戸として開かれ,長くプロイセンの支配下にあった。ヴェルサイユ条約(1919年)で連合国の管理下に置かれたが,1923年初頭リトアニアがここを接収し,国際連盟は自治を条件に25年これを認めた。ドイツにナチス政権が成立するとドイツ人の復帰運動も強まり,39年3月ドイツに返還された。第二次世界大戦後リトアニア領となり,クライペダと改称した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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