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民会(みんかい)

・〔ギリシア〕ekklesiaポリスの意志決定機関としての市民総会。原則として成年男子市民全員が出席と議決の権利を持つ。ホメロスの詩にみえるような戦士全員からなる軍会に起源を有し,ポリスごと,また政体により,呼称や成員構成,審議権の広狭を異にするなか,直接民主政を完成させた前5世紀中葉から前4世紀後半のアテネの民会にその典型をみることができる。そこでは五百人評議会の先議を前提に,和戦の決定,法律の制定から個人の顕彰に至る大小さまざまな案件が審議決定された。・〔ローマ〕兵員会平民会・〔ゲルマン〕ゲルマン民族 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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