南太平洋非核地帯条約(みなみたいへいようひかくちたいじょうやく)
South Pacific Nuclear Free Zone Treaty 通称ラロトンガ条約。1985年8月,クック諸島のラロトンガで開かれた第16回南太平洋諸国会議で採択され,その後,周辺地域の署名,批准を得て86年12月に発効した非核地帯設置の条約。一部北太平洋を含む南太平洋地域での,すべての核爆発装置の実験,製造,貯蔵,取得,所有,管理を禁止し,放射性廃棄物の投棄を禁止した。のちのアフリカや東南アジア地域における非核地帯条約の先駆けとなった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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