1271年ダニール公がモスクワ公国を設立して以来,地の利に恵まれてしだいに台頭,北東ロシアの指導的位置につくようになり,14世紀前半イヴァン1世のとき,モスクワ大公国と呼ばれるに至った。ついで北東ロシアの諸国を併せ,「タタールのくびき」から脱して,16世紀初めには国土統一を完成。イヴァン4世は,モスクワ大公にして全ロシアのツァーリと認められるに至った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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