1644年に崇禎(すうてい)帝が自殺して明朝が滅んだのち,中国の南方においてその一族の王を擁立して清に対抗した地方政権の総称。南京の福王(弘光(こうこう)帝),福州の唐王(隆武帝),紹興(しょうこう)の魯(ろ)王,広州の紹武帝,肇慶(ちょうけい)の桂王(永暦(えいれき)帝)などの政権があった。なかでも永暦政権は帝が,1661年にビルマで捕えられて殺されるまで清に対抗した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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