ナンダ朝(ナンダちょう)
Nanda 前4世紀後半の古代インドの王朝。パータリプトラを首都としてマガダ国より台頭した。創始者マハーパドマはシュードラ出身とされ,プラーナ文献にすべてのクシャトリヤを滅ぼしたと記されるなど,バラモンにとっては秩序の破壊者であった。アレクサンドロス大王の東征と同時期のガンジス川流域に強大な軍勢を持つ王の存在が知られるが,この王朝をさすと考えられる。2代約30年と治世は短いが,次のマウリヤ朝による統一の基礎をつくった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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