かつてのアステカ王国で用いられた言語。系譜的にはウト・アステカ語を祖語とし,アメリカ合衆国南部からメキシコに入ってナワ語になった。ナワ語は9世紀から12世紀の間に,単語の語尾をtで終わるナワット語とtlで終わるナワトル語に分かれたが,その後ナワトル語がメキシコ中央高原の主要言語となり,ナワット語は周縁的な地域に広がった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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