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ナポリ王国(ナポリおうこく)

1282~1815 シチリアの晩鐘の乱でアンジュー家のシャルルがシチリアを失い,南イタリア本土だけに君臨したとき,事実上成立。ロベルト王(在位1309~43)の治下に最盛期。グェルフ派の首領として活躍した。1435年アンジューの王統が絶え,アラゴン王アルフォンソ5世がシチリア王国と併有し,いわゆる両シチリア王国を復活。1799年フランス革命軍の占領下にパルテノペ共和国を建国したがすぐ倒れた。ナポレオン体制下で,1806~08年彼の兄ジョゼフが,08~14年部将ミュラーがナポリ王として近代化を進めた。15年の王政復古でスペイン系ブルボン王朝が復帰し,再びシチリア王国と合邦した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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