ナカダ文化(ナカダぶんか)
Naqada エジプト先王朝時代の上エジプト地域に誕生し,初期国家形成の中核となった文化。時期的に・期,・期,・期に区分され,・期の後半が第1王朝時代にあたっている。ナカダ文化の社会は,地域統合を繰り返しながら初期国家段階へと変容をとげていった。エジプト南部では,・期末までに,ヒエラコンポリス,ナカダ,ティスをそれぞれの中心とする三つの「原王国」が存在していたとの説もある。・期初頭までにはデルタ地域までもナカダ文化の影響下に置かれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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