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ヌルハチ

Nurhaci 弩爾哈斉または奴児哈赤 1559~1626(在位1616~26) 清朝の創始者,廟号は太祖。明代建州女直(けんしゅうじょちょく)の一首長の出。17世紀初め,建州女直を統一して,ヘトアラ(興京老城)に都城を築いた。ついでほぼ全女真族の統一に成功し,1616年推されてハン位につき,国号を後金,年号を天命と定めた。18年七大恨を宣して明に抗し,翌年サルフの戦いに大勝。21年には瀋陽(しんよう),遼東を攻略して遼河以東を領有し遼陽を都とした。ついで瀋陽に遷都,まもなく病没した。八旗制度の制定,旗地の設置,満洲文字の創始などの諸治績は,清朝発展の基礎となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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