オーデル‐ナイセ線(オーデル‐ナイセせん)
第二次世界大戦後設けられたドイツとポーランドの国境で,オーデル川とその支流ナイセ川をつらねる線。1945年8月2日のポツダム協定で定められたが,形式上その最終的決定はのちの平和条約に委ねられた。1950年7月ドイツ民主共和国とポーランドはゲルリッツ協定でこの国境に同意し,ドイツ連邦共和国も70年12月のワルシャワ条約でこれを承認したが,最終的には東西ドイツ統一後の90年11月14日,ドイツ‐ポーランド間の条約で確認された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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