王守仁(おうしゅじん)
Wang Shouren 1472~1528 明の学者,政治家。字は伯安,号は陽明。浙江(せっこう)省余姚(よよう)の人。進士に合格して官吏となったが,宦官(かんがん)劉瑾(りゅうきん)に反対したため貴州省竜場に配流され,ここで心即理の原理を悟り,陽明学を成立させた。ついで江西,福建の流賊や寧王(ねいおう)朱宸濠(しゅしんごう)の反乱を鎮定,南京兵部尚書にすすみ新建伯に封じられた。広西の反乱を討ち,帰途没した。著書に『伝習録』などあり,全集は『王文成公全書』。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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