オーウェン
Robert Owen 1771~1858 イギリスの人道主義的な工場経営者。マルクスなどから「空想的社会主義者」と批判された。ウェールズの出身。産業革命期に徒弟から身を立て,ニューラナークの紡績工場で労働者の生活環境と労働条件の改善に意を払い,その経営に成功。1819年の工場法の成立に貢献した。25年アメリカに渡り,ニューハーモニーと称する実験的な共産社会の実現を図ったが,失敗。帰国後,生活協同組合を呼びかけたほか,34年には全国労働組合大連合の結成に尽力した。主著『新社会観』。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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