レジスタンス運動(レジスタンスうんどう)
広くは一般にファシズム支配に対する抵抗運動を意味するが,特に第二次世界大戦中ファシズム諸国の支配下に置かれた東欧,イタリア,フランスなどの諸地域での占領軍に対する国民的な抵抗運動をさす。なかでもフランスでドイツ軍およびヴィシー政権に対して行われたそれは著名である。ここでは共産党から右翼に至る広範な人々を含んだ多数のグループが結成されて,非合法新聞の発行,サボタージュ,武力抵抗など多彩な活動が行われ,自由フランス政府とも連絡して,1944年夏のフランスの解放に大きな役割を果たした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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